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総合整体院 コンフォート

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それでは次にTMS治療プログラムについて簡単にお話しします。

TMSの治療においては、

まず腰痛に関する「神話」を暴いて「呪い」を解き
TMSの仕組みを理解して心の「防御規制」を解除する必要が有ります。

しかし、それはなかなか難しく、今まで説明した情報を与えても、
患者がそれを受け入れなければなりません。

サーノ博士は、
「意識レベルの理解だけでは不十分で、
無意識レベルでしっかり理解することが必要で、それには4~6週間必要だ」
と言っています。

ただし、もし無意識レベルまで受け入れる事が出来れば、TMSはきわめて高い確率で改善するとしています。

では、治療の実際ですが

1.まず現代医学の標準的な手順、理学検査、画像検査によって
  “危険な疾患の有無”を確かめる。

2.次に先に述べたTMSに関する講義を受ける
“TMSを解決するコツは、痛みを感じた時に、怒りとその理由について考える事に尽きます”
「身体に注意を奪われる事無く、心に注意を向ける習慣を身につける事が最も重要なポイント」
であることを患者に理解してもらう為の講義を受けてもらうのです。

そして、腰下肢痛患者は自分自身にこう断言出来るようにまで、
TMSを理解する必要が有ります。

「私の背骨は正常だ。この痛みはまったく無害な物で有り、
心理的な目的を達成するため生み出されたトリックだ。

そして、レントゲン撮影、CTスキャン、MRIで見つかった構造異常は、
しわや白髪と同じ正常な老化現象にすぎない」
と言えなくてはならないのです。

そして、この段階まで来ると約80~85%の患者が数週間のうちに
症状をほぼすべて消失させたとしています。

3.グループミーティング
ここでは、講義を聞いた後、4~6週間経過しても改善しない患者と、
一度は改善したものの再発した患者同士、TMS理論の復習を行います。

TMSの再発する理由には次の様な物が有ります

1.認識療法だけで症状が消えるとは本人が十分に信じていない

2.TMSの診断は受け入れているが、
 画像診断で見つかった構造異常も痛みに関係していると思 い込んでいる

3.言葉の上では理解できても、まだ無意識レベルまでは理解が浸透していない。

4.周囲の情報に振り回されている

5.TMS理論を受け入れてはいるもののまだ体を動かす事に恐れを抱いている。

6.幼少時のトラウマが大きい

7.日常生活のストレスが大きい

以上の様な事をグループの中で、他人の経験を聞いたり、疑問について討論したり、
何回も何回もTMSに関して話会う事で、TMSの理解が一層深まり、
自分自身の生活を客観的に見るように成ります。


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